JR宝塚線脱線事故から1年

 そういえば、1年前も風邪で、早退した後に病院の感染症隔離室でニュースを見てた気がする。インフルエンザだと困るからとりあえず隔離、というだけだったけど。1年は早いもので。
 今日は、9時19分頃、西の方向に向かって黙祷をした。何であろうと、あれだけの人間が死傷したわけである。ご冥福をお祈りいたします。
 事故の原因は、とりあえず「スピードオーバー」と出ている。それは多分確実だと思われる。もう置き石の可能性もないであろう。一時は「カラスがやったか?」とも思ったが。
 しかし、問題はスピードオーバーに至った原因は何か、であると思う。個人的な推測だと、いくら定時運行へのプレッシャーがあっても、さすがに40㌔以上もオーバーしてカーブに進入するわけはないと思う。もしかしたら、高見運転士は、何らかの原因により意識を失ったのかもしれない山陽新幹線でそんな理由のオーバーランありませんでしたっけ?)

 しかしながら、マスコミの報道にはあきれるものがある。特に「利益の追求をしすぎた」、という点。民営化され、一般の企業になった。そうなれば、利益を求めるとは当然のことである。採算度外視などしていたら、とっくに倒産しているであろう。ましてや、赤字路線が大半の管轄である。
 「新型ATS」と言われているATS-Pではあるが、これも15年ほど前の物である。さらに新型といえば、ATS-Psというものである。これは制限速度に対し、P型同様パターンを生成し、それに合わせて減速していく、というものではあるが、これの方がよかったのではないであろうか?こちらの方がローコストだし、S(旧)型を元にしているので、他との互換性もある。P型の場合、全くと言うほど互換性がないのである。ただ、Ps型は西日本管内では導入されておらず、隣接するJR東西線などでP型が導入されていた、という点もあるのであろう。とりあえず、S型でも速度照査地上子を設置すれば、スピードオーバーは防げる。いきなり非常ブレーキとなってしまうが(P型とかは常用最大)。ATSの細かいことGoogleとかで検索してください。

 よく、「乗客の命を預かる」といったコメントが出る。しかし、鵜呑みにせず、よく考えてみよう。預かってもらうことに対する対価は何であろうか?普通に乗る場合、1回の乗車あたり数百円程度ではないのだろうか?自分の責任で運転する車の場合、事故で死亡のリスクはもっと高い。
 まあ、高額な分、新幹線は安全だとか、安いバスは危険だとか、そういうことではないだろうが。

寝る直前に書いたので、一部文章におかしいところがあるかもしれないので、気軽にコメントしてください。

  • そういえば、国土交通大臣があの人になってから、事故とかそういうのが多い気がする。